Celluloid

セルロイドは世界で初めて実用化されたプラスチックといわれる素材で、綿花由来の“ニトロセルロース”を主原料に樟脳を加えて作られます。

深い艶、独特の温かみ、磨くほどに光沢が増す特性のため、昔から高級フレームに使用されてきました。
一方で、熱に弱く加工が難しいため、現在では扱える職人が限られる素材でもあります。

積み重ねた時間が生む、唯一無二の質感

オリジナルブランド“金治郎”は、希少なセルロイドを惜しみなく用い、

熟練職人の手で一つひとつ丁寧に仕立てた眼鏡です。
セルロイド生地は、1カ月ごとに1ミリずつ積層され、8ミリ厚の生地であれば完成までに実に8カ月を

要します。そこからようやくメガネ制作に入ります。


この気の遠くなるような手間こそが、セルロイド特有の深い艶と、手に吸いつくような上質な質感を

生み出しています。

セルロイドの仕上げ工程
セルロイドの仕上げは、まず粗番手から細番手へと段階を踏んで進めるやすり掛けから始まります。
フレームの面やカーブに合わせて当て方を変え、角を落とし、ラインを整えながら、表面の微細な凹凸を均一にしていきます。
この工程では、削りすぎによる形状の崩れを避けるため、圧力・角度・動かす速さのすべてを細かく調整する必要があり、セルロイドの厚みや締まり具合を読み取る技術が求められます。
磨き
下地が整えられた後、仕上げの要となるバフ磨きに移ります。 
セルロイドの磨き工程は、仕上がりを左右する最も繊細な作業のひとつです。
高速で回転するバフにフレームをあて、熱が入りすぎないよう角度と圧力を細かく調整しながら、表面を少しずつ締めていきます。
セルロイドは熱に敏感なため、わずかな力の偏りでも面がゆがんだり艶が死んだりします。
そのため職人はフレームのカーブ、厚み、面の向きを読み取り、部分ごとにバフの当て方を変えながら、均一で深い鏡面をつくり上げます。
手仕事ならではの“面を立てる”技術が、この豊かな艶と立体感を生み、セルロイドフレームの存在感を決定づけます。

株式会社 ノバ
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